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PROLOGUE

突然のことだった。

何の前触れも無く、一つの組織が現れた。

 

「我々は‘‘軍事結社シュテーレン” これより我々はこの街を崩壊し、支配する!」

 

奴らは宣言通り、経済、環境など様々なことに手を出し始めた。ありとあらゆるものを攻撃され、衰退していくなかで一人の男が立ちあがりあるものを作った。それは人を超える力を秘めた変身ベルト。男はそのベルトにそれぞれ「勇鴎舞神」と「進神騎衛」と名をつけた。

だが次の瞬間男たちは襲撃を受け、ふたつのベルトは散らばり、男たちの消息は絶たれた。

 

数日が経ったある日。

 

女の前に軍事結社シュテーレンの戦闘員に襲われた。女は必死に抵抗するが上手くいかなかった。もうだめかと思った瞬間、目の前にケースを持った黒服の男が現れた。男は見慣れない銃を戦闘員に撃ち女を救うと、ケースを開け中身のベルトを取り出し女に投げた。

 

「”チェンジ”と言って変身をしろ!」

 

男はそう言って叫んだ。

女は見たことがないベルト警戒しつつも今の状況ではどうしようもないと気づき、ベルト腰に巻いた。 

そして

 

「ちぇ、チェンジ!!」

 

すると周囲から水が現れ、風が巻き起こった。女を囲う形で風で水が回り、それが次第に速くなると一つの水柱のような物を作りだした。

水柱が弾けると水がものすごい勢いで戦闘員たちに当たった。戦闘員たちはたまらず立ち去って行った。

女は姿はさっきとは違う姿になっていた。

 

「これは・・・。」

 

「人の力を大幅に超える力・・・まるで神の力をもったような感じになる。君の使っている力を”勇鴎舞神”と名付けた。デザインのモチーフは鴎だ。ここは横浜だしな・・・。」

 

女はいまいち自分の身に何が起きたのか理解できていない様子だった。

 

「君にその力を預けよう。その力でこの街を救ってくれ。」

 

黒服の男はそのまま気化したかのようにいなくなった。

 

 

これが「勇鴎舞神 ヨコハマリン・メ―ヴェ」の誕生劇なのである。

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